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2022.01.05
部活動

2021年東京都選手権

年の瀬も迫った12月25日茨城県ひたちなか市で行われた東京都選手権に参加致しました。


 その日のオープニングレースとなるCクラスには2年生関根、1年生加藤、水谷、横田、田中拓磨、鈴木、古川、谷川原、田中琉士郎の9名が参戦しました。
 午前11時21分Cクラス51名のエントラントでレースは始まりました。周回数5周走行距離24.5キロのロードレースです。およそ1周回のローリング(隊列を揃えるためのスロー走行)の後、レースはスタートします。関根(夏の成田男女ペアで優勝)、鈴木(11月のツール・ド・ひたちなか6位入賞)の二人を中心に、古川、谷川原も先頭付近で積極的にレースを進めます。

レースが動いたのは4周目、長いホームストレートにつながる右ヘアピンアプローチで前者と接触した関根が転倒、再スタートをしますが、先頭集団からは脱落してしまいます。
そしてレースは決定的な逃げが決まらないまま25名のゴールスプリントに突入します。長い下りからのアタックは時速60キロにも及びます。昨年はこのゴールスプリントで2名の部員が多重クラッシュに巻き込まれたので、見守る保護者の方々にも緊張感は高まります。

結末は優勝から0.7秒差で横田が4位に、その横田とは100分の7秒差で田中拓磨が6位でゴールしました。
さらに、12位加藤、13位水谷、15位鈴木、18位古川、21位谷川原、35位田中琉士郎、そして落車から再スタートした関根も傷ついた身体で執念の29位完走を果たしました。21位の谷川原までがトップから3.2秒差であることが示す通り1年生の力が拮抗していることを確認することが出来ました。





2年生土屋の参加するFクラス、2年生前川、園田、漆崎のJクラスは午後1時55分に始まりました。午前のレースは比較的穏やかな天候であったのに対して、風が強まり、空も暗くなって来ました。

ローリングスタートからペースは一変します。9周回45キロメートルの中で容赦なく繰り返されるアタック合戦に選手達の脚は削られていきます。そんな中でもキャプテン前川、漆崎は22名で形成される先頭集団で闘います。コース幅が広く平坦基調、さらに風の強いレースは集団で走ることが重要です。序盤に2台が絡む落車に阻まれた園田は徐々に遅れだし、単騎での走りを余儀なくされてしまいます。

そしてレースは19名に絞られてラストラップに突入します。奮闘した前川でしたがゴールスプリントには絡めず、トップから3.9秒差17位でゴールしました。漆崎は22位で完走しました。園田はトップから5分差となり悔しいDNFとなってしまいました。
一方、Jクラスから1分差でスタートした土屋は11名5周回での闘いとなります。年齢制限がなく強化指定選手も2名参加するハイレベルな争いです。序盤から1人が独走し、徐々に集団が崩れていきます。ピットからの伝達ミスも重なりトップから3分差の9位で土屋はレースを終えました。

部の目標のひとつである全日本選手権の参加権利を獲得するためには、2022年4月に開催されるチャレンジロードレースでJクラス30位以内でゴールしなければなりません。

レース翌日にミーティングを行い、それぞれが評価と課題を共有しました。これからの大切な3ヶ月をそれぞれが練習の質を上げ、計画的に、そしてひたむきに向き合うことが重要であることを確認しあいました。

サイクリング部の目標はレースで結果を出すことだけではありません。
レース直後みぞれ混じりの雨が降りだす中、指示を待たずにそれぞれの判断でチームのために行動出来るようになったこと。少しずつ挨拶が出来るようになったこと。そのような当たり前のことが、当たり前に出来るようになること。それもサイクリング部の目標のひとつです。もっともっと成長して欲しいと思っています。

いつものように、多くの保護者の方々が今回も応援にいらして下さいました。たくさん差し入れを戴きました。寒い中戴いたコーンスープで選手達(教員も)の心も身体も温まりました。部員の送迎の為にお心遣いも戴きました。迫力の写真を撮影して戴いたり、他にも数えきれないほどの支援をして戴いたことを心から感謝致します。ありがとうございました。


1月の西武園記録会、2月のウィンターロードレースを経てチャレンジロードレースに挑みます。今後も変わらぬご支援をよろしくお願い致します。

以下のレース動画もご覧下さい。

2021東京都選手権(https://youtu.be/BmrHWmQpbbE)


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