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2023.08.09
部活動

【バスケ部活動記】第二十八話「思い通りにならないことと出会って・・・」の巻

 

みなさん、こんにちは。前回投稿から少々間があいてしまいましたが、今回は7月下旬に実施した練習試合、とりわけ男子部の様子についてレポートしたいと思います。 

7月20日の終業式以降、夏休みが始まり、本格的な練習とともに男女とも練習試合も始まりました。 

初戦は、23日本校にて男子部は貞静学園、女子部は昭和第一をむかえゲームを実施しました。その間、顧問が他部の合宿引率(ちなみに、剣道部の合宿に引率していました。(剣道部の)合宿レポートを書いていますので、もしよろしかったらそちらもご覧ください)にいっていたため、試合の模様を撮影することができませんでしたが・・・この試合で女子部には大きなアクシデントが発生してしまいました。 

男子部のゲームは、個別の能力やサイズでは貞静学園の方が、正則よりも上回っている面が多くありましたが、戦術的で、その面をイーブンとし、競り合いのゲーム展開から見合った結果もついてきました。つまりは手応えを感じるゲームとなったようです。一方の女子部は・・・試合開始早々からケガ人が出てしまいました。さらに、試合途中でもケガ人が出るといった状況に陥り、試合がままならない状況となってしまいました。 

現在、女子部は8名いますが、慢性的な腰痛などを抱え万全ではない状態の選手に加えて、今年度から2学年では体験学習を4年ぶりに実施することなり、(体験学習に)参加し不在の選手もいて、ギリギリの人数で試合を実施していました。  

人数が少ないから、女子部は練習試合を実施しないとは考えませんでしたが、(全く想定していなかったわけではありませんでしたが)ケガ人が複数出てしまったことで、試合に出場できる人数がいなくなってしまい・・・7月中、女子部は練習試合ができない状況となってしまいました。 

故に、7月中の練習試合の模様は男子部中心となります。前置きが大変長くなり申し訳ありません。それでは、7月中の練習試合(男子部)の模様をまとめてレポートします。 

 

7月25日は東京実業に遠征、翌日の26日は本校に鎌倉学園、攻玉社をむかえ3校戦、28日にも日大目黒をむかえ練習試合を実施しました。 

レポートします!なんて記しましたが、ある意味、一言で全てのゲームについて記すことができます。それは、「上手くいかない」ということでした。当然、それに見合った結果に終わることばかりでした。勿論、あえて現状のチーム力では、容易に何とかなるような対戦相手とはゲームを組まなかったので、結果も含めゲーム内容は、なかなか厳しいものとなることは予想していました。加えて、主力組にケガ人も出てしまったことも重なり・・・試合をやればやるほど悪くなっていくような感じにもなりました。ただ、チームが成長し、そして“強く”なっていくためには、思い通りにならない、上手くいかないことと、いかにして真正面から向き合っていくのか・・・ということとイコールでもあります。そう考えてみると、選手達はさぞかし心身共に“しんどい”ことでしょうが、それでも、めげずに頑張って闘ってきていると思っていますし、今後が楽しみでもあります。 

 

 

【東京実業戦】  

試合の序盤は相手にターンオーバーを誘発させ、よく走り点をとっていましたが、ハーフオフェンスの組み立ての悪さが次第に際立つようになってくると・・・(オフェンスの終わり方のまずさから)相手に走られるようになり、“点が取れなくとも、点をやらない”ではなく、“点が取れなくとも、(相手に)点を取られる”展開となってしまいました。

 

 

 

 

【鎌倉学園・攻玉社】 

どちらのチームにも、180㎝台後半から190㎝台のビックマンがゴール下で活躍し、さらにそこからガードへのキックアウトが有効な外角シュートへとつながり、ディフェンスの守り方を変えたりして対応をさせていきましたが、“大敗”という結果に終わりました。

 

 

 

 

 

【日大目黒戦】

180㎝台後半のビックマンに加えて、ガード・フォワードに能力の高い選手がそれぞれいて、(前日の練習中に主力がケガをしてしまったこともあり、なおさら)そのどちらも同時に止めることが難しかったのですが、よく連携し、上手く守ることができた場面もありましたが、その一方で正則の“決定力不足”が際立ち、点を思うように取れずに・・・失速していったという内容のゲームになりました。 

  

 

まさに“思う通りにならない”という場面の連続でした。そんなチームを前にしても、コーチは、そして顧問も、選手達には、(上手くいなかい現状を責め立てることなく)上手くいくようになるためのヒントをたくさん話しながら、とにかくめげずに頑張っていくことを伝え続けました。 

 

本校には、特別な能力やサイズをもった選手なんて誰一人としてチームにはいません。高校からバスケットを始める選手もいます。そうしたチームだからこそ、強くなることを目指して“変化”していくためには、どうしても避けては通れぬ道があることをコーチも、そして顧問もよく知っていますし、何より、その道をたどっていった選手たちの多くが、見違えるほど変化したことをこれまでにたくさん目にしてきました。だから、めげずに頑張り続けていくことを、一生懸命後押ししています。 

 

8月中のゲームは、神奈川の厚木遠征に始まり、千葉、静岡にも遠征に行くことになっています。つまりは、現状のチーム力からすれば、さらに“レベチなチーム”と出会っていく機会が何度かあるということです。しかし、これまでの経験から、選手達は一回りたくましくなってきたのも確かです。だから、(相手の力を利用する形で)ちょっと驚くような結果を出しはじめていくのではないか・・・なんて期待もしています。 

 

【編集後記】 

7月30日には、クラブ体験会も実施しました。男女とも5名程度の参加者でしたが、とても和気藹々とした雰囲気の中で、ドリルやゲーム形式の練習に一緒に参加してもらい、バスケットを純粋に楽しむことができたようでした。今後は8月20日に男子部だけとなりますが、2回目の体験会を実施予定です。もし、興味、関心がありましたら、是非参加してみてください。