TOPICS
2023.05.08
部活動

【バスケ部活動記】第二十一話「次に向けて・・・」



みなさん、こんにちは。男女ともに新入部員をむかえ、大変にぎやかになりましたが・・・その一方で、早くも次の大会である“インターハイ予選”に向けた活動にも入っていきました。

前話で紹介した春季大会の模様は、男女ともに多くの収穫があった試合ではありましたが、1回戦で敗退してしまったことにはかわりがなく、ましてや“悔しさ”をにじませる内容でもあっただけに、選手達は次を見据えて練習に取り組み始めていました。
そうした中で、練習は勿論のことですが、やはり最終的にチームを仕上げていくためには、やはり“ゲーム経験”も大変重要なことから、GWには男女とも数試合の練習試合を消化しました。

4月30日の男子部・大森学園、女子部・立正大付属高校との練習試合を皮切りに、5月3日の男子部・都立千歳丘高校、女子部・錦城学園、続く4日は、男子部・神奈川県立立野高校、女子部・和女子大付属中高、そして、7日には男子部が千葉県の昭和秀英へ遠征を行い、昭和秀英、千葉県立佐倉高校とのゲームを消化してきました。

そんな練習試合の中から、5月4日の神奈川県立立野高校、昭和女子大付属中高、7日の昭和秀英、千葉県立佐倉高校とのゲームについてのレポートを、今回、次回との2本立てで投稿したいと思います。

まずは、5月4日(木)の午後から・・・

会場は本校体育館で、男女それぞれのゲームを交互に実施する形で行いました。

今回の練習試合が女子部にとっては大会前の最後のゲームとなるため、練習で身につけてきたこと、つまりはできるようになったことを十分に発揮できることをテーマに、昭和女子大付属中高とのゲームを設定しました。

 

現時点でのチーム力を比較してみると、本校の方ができることが多いこともあり、一定の点差をつけた試合の中で、2、3年生の選手は勿論のことですが、新入生も“今できること”をよく発揮することができたと振り返ります。

そんな最後の練習試合を終えると・・・3年生は感慨深い表情をしていましたが、やるべきこと、そしてできるようになったことを試合の中で十分に発揮することができたということもあり・・・晴れ晴れとした表情もみせていました。

 

一方の男子部は、これまでの練習試合で対戦してきた相手と比較してみても、そもそもの現状のチーム力から考えてみても・・・まさに「格上」としか表現のしようがないレベルの相手でした。

そもそも、3年生が主力ではない、と言うか、“いない”現チームにとっては、どこと対戦しても「格上」ではありますが、今回の相手は、同学年の選手達の能力などを比較してみても「格上」だと思います。

実は、そうしたチーム状況は、以前、合同練習でお世話になったこともあり、選手達もよ~く知っていました。

しかし、だからこそ、あえて設定しました。

一方的な展開のゲームとなるかもしれませんが、その逆に相手チームとの力量の差が本校の選手達の力を引き出していく契機となる可能性もあるからでした。まさに、春季大会がそんな内容の試合となったわけです。故に、4日、さらには7日の千葉への遠征も含め、男子部の試合設定は、「格上」にぶつかってくるということでした。
それでは、どんな試合となったのか・・・

端的に記すと、ゲームそのものが壊れることなく、要するに一方的な展開でやられという試合ではなく、相手によくついていくゲーム展開に持ち込むことができました。

 

試合前、コーチとは、「まぁ~10点差くらいでついていけるゲームになれば、合格点」といった見通しをもっていましたが、まさに、その想定通り、いや想定以上のゲームとなりました。
その最大の要因は春季大会同様にディフェンスでした。勿論、内外へとボール展開をうまくふりまわされ、攻略されてしまう場面もありましたが、うまくおさえることができ、“走る展開”から得点を重ね、点差をつめていく場面もありました。しかし、やはり「地力」は相手の方が格上だけあって、終始リードをすることはできませんでした。

 

とは言え、選手達は“手応え”を持つことができたようでした。試合後、選手達に、その手応えをもって7日の遠征に向かおうと話すことができたことは本当に大きな収穫となったのではないかと振り返ります。

次回は、そんな男子部の千葉遠征についての模様をレポートします。

彼らが手にした“手応え”は、果たしてどんな「結果」につながったのか・・・

【あとがき】
4日のゲームが、女子部の3年生にとって最後の練習試合となったと記しましたが、とりわけ前日の練習試合で対戦した錦城学園とのゲームも、3年生にとっては“特別な試合”となったようです。
3年生の選手達から「大会前に錦城とゲームを組んでほしいです!」と強く要望をされていました。実は、錦城学園とは、以前から大変仲がよく、結構な頻度で試合や練習を一緒に行ってきました。何度となく練習試合や合同練習なんかを通して顔を合わせているうちに、選手達も大変仲良くなっていました。
故に、先に記した通り、3年生が錦城学園とゲームを組んでほしいという要望してきたわけです。内心「お互い“手の内”を知り尽くしているからなぁ~~知らないところと組んだ方が大会前はいいと思うんだけどなぁ~」と思ったのが正直なところではありましたが、選手達のこれまでを思い返してみれば、その気持ちもよく理解できたので設定をしました。試合後・・・互いの健闘を称えあいながら、最後の大会を頑張ろうと声をかけあう3年生の姿がとても印象的でした。

>>バスケットボール部の過去の活動記はこちらから